CATEGORY:ハンドガン

2023年07月15日

リバティチーフ#6

リバティチーフ#6

リバティチーフの外観状、
おっ!と目を引くのは純正のプラグリップの質感だろう。
一見して本物の木っぽいのだ。
これは既報でも告知されている通り、
実際に木材のチップが混入された樹脂で成形されたものだ。
例えるなら(実銃の)Vz58のグリップみたいなものだと思えば良い。


リバティチーフ#6

リバティチーフ#6

純正アクセサリーとしてクルミ材のグリップも併売されているが、
少量生産で高価なのが難点。
(現在メーカー在庫は無いようだ)
だが正直な処、標準装備のプラグリップで充分じゃないかと
思わせる出来の良さだ。
敢えて苦言を呈するとすれば、
プラグリの内部にウエイトが一才仕込まれていない事で、
これは非常に勿体無いと思う。

本来標準装備のプラグリ「なんてモノ」は、
ただちにモクグリに交換されて打ち捨てられる気の毒な存在だ。
だがこと、このA!CTIONリバティのプラグリップに関しては
そんな気にならない。
そんな気にならないというか、
むしろこの部位こそが同社の製品コンセプトの肝ではないかと
さえ僕は思っている。
数年前、あるご縁でこの○計○の方とウチの店で酒宴した際、
リ◯○○に関する話題の中で最も熱く語られていたのが
このプラグリップの話だった。
詳細は憚られるので詳しくは書けないが、
非常に面白いエピソードに大変な感銘を受けた。

まあ○の伏字ばかりで意味が通じないのは承知だが、
まあ、よく分からんがなんか面白い話があった、と思って欲しい。

では同社の製品コンセプトとは何だろう?
それは「誰も作らない自分達で欲しいモノを、
ボーダーレスな中小工場、個人の知恵を借りて実現させる事」
と、僕は解釈している。
特にくだんのグリップの素材である木材混入樹脂は、
木材やパルプ等の所謂バイオマスを熱可塑性樹脂に練り込んだ工業用素材の事だ。
(ウッドプラスチックコンポジット/複合樹脂材、人工木材とも言う)
木材に比べて強度は劣るが、長期使用による劣化が少なく、
外観状木の質感を得られる事から家屋の建材に多用されている。
もちろん本来はモデルガン業界とは程遠い全く畑違いの技術だろう。
この素材は後のC96にも採用され、
同社を象徴するグリップとなっている。
こういった特殊な素材の採用にしても、
当然だがボーダーレス、シームレスな多業種交流が無ければ始まらない。
これこそがアクション、エムアイイー総研の真骨頂なのではないかと僕は思う。


ところでなぜ同社の処女作が何故ミロクのリバティだったのか?
もしかして「M I E 総研」の「M I」を「MIROKU」の頭二文字に
掛けたのか………いやまあ、それは冗談だがw

まだまだ続く。
ただしあくまで僕の個人の見解です。
個人である以上、知見の狭さに起因する間違い、誤認、思い込みは含まれます。
その辺りをお含み頂くこと御願い申し上げます。


※Vz58のグリップ等は木材を混入したベークライト(フェノール樹脂)であり、
熱可塑性樹脂とは似て異なるもの。
よって「みたいなもの」と表現した。
























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